カミソリや毛抜きでのムダ毛処理…あまりに手軽で、ついやってしまいがちな自己処理方法は、誰でも一度や二度は経験があるでしょう。
今や、毛抜きやカミソリは、100円ショップでも手に入る安価な商品。
手元に置いておけば、気が付いたときにサッと使えて便利ですよね。
では、それぞれのメリット・デメリットについて考えてみましょう。
カミソリを使った場合
痛みもなく短時間で一気に処理できるという点ではとてもラクですね。
ですが、剃った毛はすぐに伸びてくるため、頻繁に剃らなくてはなりません。
毛だけを剃っているように勘違いしがちですが、同時に皮膚の角質もはがしているため、肌が乾燥したり、かゆみを伴ったり、炎症を起こしたりします。
やがて、肌はその状態から抜け出そうとメラニンを集めるので結果、色素沈着や黒ずみなどのトラブルにつながります。
また、意外と知られていないようですが、カミソリも毛穴を広げる原因になるんですよ。
さらに、カミソリの種類や使い方にも問題があります。
複数の刃がついたカミソリは、1枚刃より肌にかかる負担も大きくなります。
また、浴室や洗面台に置きっぱなしにしていたカミソリを使い続けることは、衛生面でも良くありません。
毛抜きを使った場合
抜いた直後はキレイになり、生えてくるまで2〜3週間かかるので頻度は少なく済みます。
しかし、皮膚が炎症を起こしたり、毛穴から雑菌が入り化膿したりと肌へのダメージはつきものです。
特にやっかいなのが埋没毛です。
これは皮膚の中に毛が丸まって埋まってしまう状態の毛のことです。
毛を抜いた後、傷ついた皮膚は再生して新たな皮膚をつくりますが、そのときに生えてきた毛を包み込んでしまうことで起こります。
埋没毛を取り除くために、爪や先のとがったものなどでほじくり返し処理すると、さらに皮膚を傷つけることになり、毛穴や肌はブツブツ、ざらざらと荒れた状態になっていきます。
このように、カミソリも毛抜きも非常に肌への負担が大きいことを知っておきましょう。